新幹線のFGT導入を断念 北陸でも見送りへ、開発難航

 政府、与党とJR西日本が、新幹線と在来線を直通運転できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の北陸新幹線への導入を断念する方針を固めたことが24日、関係者への取材で分かった。既に九州新幹線でも見送られており、約20年間にわたって総額500億円を開発に投じたFGTの新幹線への導入計画が、全て頓挫することになる。

 FGTは、まず九州新幹線長崎ルートに導入する予定だったが、開発の遅れなどで実用化のめどが立たず、断念。これに伴い北陸での導入も難しいと判断した。

 ただ、近畿日本鉄道が在来線区間での活用を検討する動きもある。


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