公明、山口代表6選へ 幹事長ら役員人事が焦点

 公明党の山口那津男代表は、任期満了に伴う9月の代表選に立候補する方針を固めた。他に立候補を目指す動きはなく、山口氏の6選は確実な情勢だ。党関係者が23日、明らかにした。井上義久幹事長や石田祝稔政調会長ら役員の交代の有無が焦点となる。

 山口氏は自民、公明両党が野党に転落した2009年9月に代表に就任し、9年近く務めている。自民党との連立政権の中、公明党の独自性を発揮できるか手腕が問われる。来年は統一地方選や参院選が控えており、党勢拡大が6期目の大きな課題だ。

 山口氏は23日の会見で、「代表選の手続きを見極めて考える」と述べ、立候補を否定しなかった。


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