はやぶさ2、10月下旬に初着陸 小惑星りゅうぐう、岩多く困難も

小惑星りゅうぐうの、はやぶさ2が着陸を試みる区域。L08が第1候補で、M04、L07が予備(JAXA、東大など提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日、探査機「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうに10月下旬、初めて着陸する予定だと発表した。現時点で狙うのは赤道上だが、大きな岩が多く、遂行には困難も予想される。

 探査機は小惑星から岩石などのサンプルを持ち帰る計画で、滞在中に最大3回の着陸を試みるが、初回の主目的は着陸そのもの。探査機は自身で安全を判断し、危険なら着陸を回避する。

 赤道近くには2カ所の予備区域も設定。9月から練習で接近し、どこに降りるかを決定する。はやぶさ2は地表で移動や調査をするための小型ロボットを搭載している。


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