龍馬の花押入り書簡初公開 明治150年で、福井

文末に花押が記された坂本龍馬の書簡の原本

 福井県は23日、明治150年を記念し、坂本龍馬の花押入り書簡の原本など、幕末期の資料約100点を展示する特別展「幕末維新の激動と福井」を、9月22日から11月4日まで県立歴史博物館(福井市)で開催すると発表した。

 県によると、龍馬の花押がある書簡の原本は国内唯一で、個人が所蔵するものを今回初公開する。元治元(1864)年10月6日、神戸の海軍操練所整備のため奔走していた龍馬が福井藩士に宛てたもので、滞在中の京都から薩摩藩士と一緒に関東に行くことを知らせる内容。文末に「龍」の字の左側と「馬」を組み合わせた花押が記されている。


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