墓石選びも個性重視の時代 縦長の和型半減、洋型が人気

 伝統的な縦長のお墓を買う人が14年間で半減した一方、横長の「洋型」の人気が根強く、故人の人柄などを表現した「デザイン墓」も急増―。こんな傾向が「全国優良石材店の会」の2018年調査で確認された。購入価格の平均は162万円で、色や材質が重視されることも判明。吉田剛会長は「景気や災害の影響を受け、価格が手ごろで壊れにくく、個性も重視した墓石が好まれている」としている。

 同会の調査は04年から毎年実施。今年は、加盟約300社の石材店で墓石を購入した2437人から回答を得た。

 購入が最も多かったのは横長の墓石を据えた「洋型」で43・7%。和型と比べ数万円安い。


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