短歌甲子園、茨城・下館第一高V 啄木故郷・盛岡で決勝戦

短歌甲子園の個人戦で最優秀作品賞を受賞した宮城県宮城第一高2年の鈴木そよかさん=19日午後、盛岡市

 歌人石川啄木の故郷、盛岡市で19日、全国21校の高校生が短歌の腕前を競う「短歌甲子園」の決勝戦があり、団体戦で茨城県立下館第一高が2年連続3回目の優勝を果たした。個人戦は宮城県宮城第一高2年の鈴木そよかさん(17)が最優秀作品賞に輝いた。

 団体戦は、リーグ戦を勝ち抜いたチームがトーナメント方式で対戦。審査員が歌の優劣を判定した。

 決勝戦の題は「光」。「地下へゆくエレベーターの 電光に包まれるとき 孤独に気づく」と詠んだ下館第一高2年の林里美さん(16)は「電気の無機質な光に当たった時に感じた孤独感を表した。自分たちらしい短歌が詠めた」とうれし涙を見せた。


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