北朝鮮にミサイル監査へ 国連機関、来年派遣で調整

カナダ・モントリオールのICAO本部=7月(共同)

 【ニューヨーク共同】国連の専門機関、国際民間航空機関(ICAO)が北朝鮮に職員を来年派遣し、弾道ミサイル発射の事前通告について関係者の聞き取り調査などの監査を行う方向で調整に着手したことが19日分かった。ICAO代表団が5月に訪朝した際、北朝鮮側が受け入れに同意した。ICAO関係者が明らかにした。

 北朝鮮は予告なく大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射をしないと代表団に約束したが、中短距離ミサイルの扱いは言及しておらず、非核化を巡る米朝交渉がうまくいかなかった場合は、発射を再開する恐れがある。ICAOは少なくとも事前通告させる態勢づくりが必要としている。


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