2018年8月15日 18:36 | 無料公開
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、17日にも予定していた土砂投入を国が延期する方針を固めたことを受け、埋め立て承認の撤回を同日以降に先送りする案が15日、県に浮上した。
県は土砂投入に備え、9日に防衛省沖縄防衛局から弁明を聞く聴聞を実施。現在、報告書を作成中。
先送り案の浮上は、移設阻止に向けた最後のカードとされる撤回を「切り札として温存したい」(幹部)との県側の思惑があるためだ。さらに政府は8日の翁長雄志知事の死去後、撤回の延期を要請した。要請を無視して撤回に踏み切れば、知事選を前にしたパフォーマンスだと批判される懸念もある。