宝くじ、売上8千億円割れ ジャンボ不振で20年ぶり

宝くじ売上額の推移

 宝くじの2017年度の売上額が前年度比6・9%減の7866億円にとどまり、20年ぶりに8千億円を割り込んだことが14日、総務省の集計で分かった。全体の4割を占めるジャンボくじの不振が影響した。売上額から当せん金や販売経費などを差し引いた収益金は10・5%減の2996億円だった。

 宝くじの売上額は05年度の1兆1047億円をピークに減少傾向で、同省は「主な購入層だった中高年が年金受給者になり、自由に使えるお金が減ったためではないか」と分析している。

 5種類あるジャンボくじの売上額は13・1%減の3256億円だった。


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