日本画家・下保昭さんが死去 独自の水墨画の世界確立

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死去した下保昭さん

 中国の伝統的な水墨画に日本独特の画法を取り入れた日本画家の下保昭(かほ・あきら)さんが7日午後2時3分、肺がんのため京都市上京区の病院で死去した。91歳。富山県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男真(まこと)氏。

 1949年、西山翠嶂の画塾「青甲社」に入ってから頭角を現し、50年に「港が見える」で日展に初入選。69年、日展評議員になった。82年に「近江八景」の連作で日本芸術大賞。85年には「水墨黄山」シリーズで、芸術選奨文部大臣賞を受賞した。

 88年に日展を脱退した後は水墨画に専心し、中国と日本の山水風景を題材に、独自の水墨画の世界を確立した。