元NHKアナが書籍を出版 医療的ケア児の現状知って

「『医療的ケア』の必要な子どもたち」を出版する元NHKアナウンサーの内多勝康さん=13日、東京都世田谷区 

 元NHKアナウンサーで、2年前に福祉施設のマネジャーに転職した内多勝康さん(55)が「『医療的ケア』の必要な子どもたち」(ミネルヴァ書房)を出版する。内多さんは13日、東京都内で記者会見を開き「現状を知ってもらい、家族だけでなく、社会全体で支えていくべき問題だと認識してほしい」と語った。

 病気や障害でたんの吸引など、定期的に処置が必要な子どもは「医療的ケア児」と呼ばれる。内多さんは元々福祉の仕事に興味があり、国立成育医療研究センター(東京)内にある、ケア児と家族が滞在できる短期入所施設「もみじの家」のマネジャーに就任した。


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