ロシアで日本の流鏑馬初披露 モスクワの競馬場満員盛況

11日、モスクワの中央競馬場で披露された小笠原流の流鏑馬(共同)

 【モスクワ共同】モスクワ中央競馬場で11日、日本の小笠原流の流鏑馬が披露された。在ロシア日本大使館によると、ロシアで流鏑馬が披露されたのは初めて。ロシア南部などで継承されてきた馬上での曲芸「ジギトフカ」も披露され、馬を使った日本とロシアの伝統行事の“共演”となった。

 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領が合意した「ロシアにおける日本年」の主要イベントの一つとして行われ、会場は家族連れらでにぎわい、満員の盛況となった。

 小笠原流は、現在は三十一世の小笠原清忠氏が宗主を務め、鎌倉の鶴岡八幡宮や京都の下鴨神社で毎年、奉納を続けている。


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