辺野古移設、県民大会で断念要求 翁長知事悼む声相次ぐ

米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古移設に反対する「県民大会」で、メッセージを掲げる参加者たち=11日午後、那覇市の奥武山公園

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する「県民大会」が11日、那覇市内で開かれた。主催者発表で約7万人が参加し、辺野古での新基地建設の断念や、普天間飛行場の即時閉鎖と撤去を要求する決議を採択。参加者からは、8日死去した翁長雄志知事を悼む発言が相次いだ。移設反対を訴える動きは各地に広がり、北海道や大阪、福岡などでも集会やデモ行進があった。

 謝花喜一郎副知事(61)は「新基地は造らせないという翁長氏の思いをしっかり受け止め、毅然として判断する」と述べ、翁長氏が打ち出した辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回の方針を継承する意向を表明した。


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