2018年8月10日 08:27 | 無料公開
９日、米国防総省で２０２０年までに宇宙軍を創設する計画を発表するペンス副大統領＝ワシントン近郊（ゲッティ＝共同）
【ワシントン共同】ペンス米副大統領は９日、国防総省で２０２０年までに宇宙軍を創設する計画を発表し「米国は宇宙で優位性を確保しなければならない」と宣言した。宇宙空間を陸海空に続く「新たな戦場」と位置付け、衛星攻撃兵器の開発などを急ぐ中国やロシアに対抗する狙いがある。
宇宙軍を陸海空軍と海兵隊、沿岸警備隊と同格の「第６の組織」とする方針で、新たな軍が設置されれば１９４７年の空軍創設以来となる。新軍の創設には米議会の承認が必要だが、議会や軍では反対論が根強く曲折も予想される。
トランプ大統領は今年６月、宇宙軍の創設を国防総省に指示していた。
