ハマスとの「戦争近い」 イスラエル軍が警告

イスラエル軍による空爆被害を見る人々=9日、パレスチナ自治区ガザ近郊(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍高官は9日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの間で8日から9日にかけて続いた攻撃の応酬について「まだ終わりが見えない。戦争が近づいている」と警告した。エジプトや国連の仲介で長期間の停戦が協議されていたが、軍高官は「ハマスはロケット弾の発射を選んだ」と非難した。イスラエルのメディアが伝えた。

 軍高官はガザとの境界周辺に部隊を増派するとの見通しを示し「必要があれば、境界付近で暮らす住民を退避させる」と主張した。イスラエル政府は9日に治安閣議を開き、対応策を協議する予定。


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