自民総裁選、5派が首相続投支持 石破氏、10日に立候補表明

安倍晋三首相、自民党の石破茂元幹事長 

 9月の自民党総裁選に向け、全7派閥の対応が9日固まった。3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)は、5派と竹下派衆院側の大部分の支持を受け、国会議員票で優位に立つ。追う石破茂元幹事長は10日に立候補を正式表明する。自身が率いる石破派と竹下派参院側の支持を足掛かりに巻き返しを狙う。総裁選は経済や憲法、党運営の在り方を争点に論戦が熱を帯びそうだ。

 首相は11日、地元山口市で開かれる党山口県連主催の集会に出席し、総裁選への立候補に意欲を示す見通し。翌12日には同県下関市で講演し、憲法改正やアベノミクス、外交の持論を展開する。正式な出馬表明は8月下旬にずれ込む方向だ。


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