世界のビール生産、0・1%減 米国と中国振るわず

 キリンは9日、2017年の世界171カ国のビール生産量が前年比0・1%減の約1億9089万キロリットルとなったと発表した。最大の生産国の中国と2位の米国が振るわなかったが、中南米やアジアの新興国の伸びが目立ち、4年連続の減少ながら微減にとどまった。

 16年連続で国別首位の中国は消費者の好みの多様化もあり、3・9%減少した。米国も2・6%減。一方で3位のブラジルは5・0%増え、4位のメキシコは4・8%増加した。

 経済成長を背景にアジア勢も好調で、15・4%増えたベトナムは順位を一つ上げ、9位に。

 日本は2・1%減の524万キロリットルで、7位を維持した。


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