対北朝鮮制裁の継続重要で一致 首相、国連事務総長と会談

会談後、共同記者発表する国連のグテレス事務総長(左)と安倍首相=8日午前、首相官邸

 安倍晋三首相は8日、国連のグテレス事務総長と官邸で会談し、北朝鮮から非核化へ向けた具体的行動を引き出すため、国連安全保障理事会決議に基づく経済制裁を継続することが重要だとの認識で一致した。首相は、グテレス氏が現職の国連事務総長として初めて長崎市の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席することを歓迎し「核兵器のない世界」の実現へ協力していく方針を確認した。

 会談でグテレス氏は「北朝鮮の非核化は中心的課題だ」と述べた。両氏は、北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決の重要性も共有した。


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