維新が国会経費削減で独自案発表 歳費2割カットで35億円減

歳費2割カットを柱とした国会経費削減案を発表する、日本維新の会の片山共同代表=7日午後、国会

 日本維新の会は7日、先の国会で成立した改正公選法により参院定数が6増えるのを踏まえ、衆参両院議員の給料に当たる歳費2割カットを柱とした独自の国会経費削減案を発表した。年間約35億円の削減につながるとしている。維新の重視する「身を切る改革」をアピールする狙いがある。

 国会改革の一環として歳費削減のほか、配布資料のペーパーレス化や公用車の運用見直し、委員長手当の廃止を打ち出した。正副議長の海外渡航費も廃止する。

 国会内で記者会見した片山虎之助共同代表は「定数増はとんでもない。増やすなら、歳費に切り込まなければならない」と強調。今後、与野党に賛同を呼び掛ける。


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