河野外相、ロヒンギャ帰還へ協力 インフラ支援拡大

会談後に共同記者会見する河野外相(左)とミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相=6日、ネピドー(共同)

 【ネピドー共同】河野太郎外相は6日(日本時間同)、ミャンマーの首都ネピドーでアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相と会談し、隣国のバングラデシュに逃れたイスラム教徒少数民族ロヒンギャ難民の早期帰還実現に協力する考えを伝えた。ロヒンギャが多く住む西部ラカイン州の生活水準向上のため、送電網や道路、学校整備などインフラ支援を拡大する。

 昨年8月、ラカイン州でミャンマー治安部隊とロヒンギャの武装集団による衝突が発生。70万人以上のロヒンギャ難民がバングラデシュに流入したとされ、迫害を巡ってミャンマー政府に対する国際社会の非難が強まっている。


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