世界のプラごみ、年3億トン発生 環境への流出で損害1兆円超

世界のプラスチックごみ発生量

 世界でプラスチックごみの発生量が増え続けて年間3億トンを超え、環境中に流出して観光や漁業にもたらす悪影響などの損害が年間約130億ドル(約1兆4千億円)に上るとの報告書を、経済協力開発機構(OECD)が4日までにまとめた。プラスチックごみは一部が焼却やリサイクルに回るが、投棄や埋め立てで環境中にたまる量も増えており、2050年には約120億トンに達すると予測している。

 OECDは「プラスチックの使用量増加や不適切な廃棄が環境に深刻な影響を及ぼしている」と指摘。使用抑制のため、レジ袋などの使い捨て製品の有料化や課税を各国が導入する必要があるとした。


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