2018年8月3日 19:34 | 無料公開
記者会見する鹿児島大病院の夏越祥次院長(左)=3日午後、鹿児島市
鹿児島大病院(鹿児島市)で患者15人から多剤耐性菌などが検出され8人が死亡した問題で、集中治療室(ICU)から菌が検出されていたことが3日、分かった。15人中、14人は入室中または退出後に検出したため、ICUが原因になった可能性がある。病院は再発防止のため、ICUの改修工事を実施している。
病院によると、今年4月に入院した患者2人が多剤耐性アシネトバクターの感染症を発症して死亡した。その後の検査で、ICU内のマットレス16台中、3台から菌を検出した。入院患者からの菌検出は2017年4月から続いていた。