長野県知事選、5日投開票 現職、新人の一騎打ち

 任期満了に伴う長野県知事選は5日、投開票される。立候補しているのは、いずれも無所属で、3選を狙う現職阿部守一氏(57)=自民、立民、国民、公明、社民推薦=と、元上田市議の新人金井忠一氏(68)=共産推薦=の2人。組織力と知名度に勝る阿部氏が先行する。

 阿部氏は2期8年の実績を背景に、産業振興や教育の充実を掲げる。本年度開始した県総合5カ年計画の着実な実行を主張。「平成の大合併」前の市町村単位で県内を回り、ゆるみを警戒する。

 金井氏は大型公共事業削減による財源捻出で、学校へのエアコン設置、子育て支援推進を公約。リニア中央新幹線計画の一時中断も訴える。


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