メタボの人、減ってません 健康づくり10年、6割は改善

 厚生労働省は2日、2013〜22年度の10年間にわたる国民の健康づくり計画「健康日本21」で定めた、肥満度や生活習慣に関する数値目標の達成状況を公表した。全53項目のうち、介護を受けたり、寝たきりになったりせずに日常生活を送れる「健康寿命」など約6割で改善がみられたが、メタボリック症候群の人数など横ばいの項目もあった。近く中間報告書をまとめ、残りの期間での目標達成を目指す。

 メタボリック症候群の該当者と予備軍は、計画策定時の約1400万人から約1412万人とやや増加。体格指数(BMI)が25以上の「肥満」の人の割合も微増した。


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