柏崎原発廃炉計画「社内で検討」 1〜5号機、東電社長が初言及

新潟県柏崎市の桜井雅浩市長(左)と会談する東京電力の小早川智明社長=2日午後、新潟県柏崎市

 東京電力の小早川智明社長は2日午後、柏崎刈羽原発が立地する新潟県柏崎市と刈羽村を訪れ、柏崎市の桜井雅浩市長が同原発6、7号機の再稼働の条件の一つとして求めている1〜5号機の廃炉計画の提出について「社内で検討している」と述べた。小早川社長が5基の廃炉計画策定に直接言及するのは初めて。

 小早川社長は桜井市長との会談で廃炉計画に関し「意見交換をさせていただいて、さまざまな観点を受け止めて検討し、判断したい」と述べた。桜井市長は「検討しているという言葉を信じながら、計画が出されることを待っている」と応じた。


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