東電、柏崎原発再稼働「理解を」 小早川社長が新潟知事訪問

新潟県の花角英世知事との会談後、取材に応じる東京電力の小早川智明社長=2日午前、新潟県庁

 東京電力の小早川智明社長は2日、柏崎刈羽原発が立地する新潟県を訪問し、6月の知事選で初当選した花角英世知事と初めて会談。同原発の再稼働に関し「安全最優先で行い、県民の理解を得るのが重要と考える」と述べ、地元の協力を求めた。

 東電が経営再建の柱に据える同原発6、7号機は既に原子力規制委員会の審査に合格。再稼働への地元同意に注目が集まっている。

 この日の会談で、花角知事は「県独自の三つの原発の安全性検証をしっかり進めていく」と述べ、その結果を踏まえ再稼働の是非を判断するとの考えを伝えた。


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