猛暑、観測衛星でくっきり JAXA、地表温度の画像公開

地球観測衛星「しきさい」が捉えた、1日午前10時40分ごろの本州中央部の地表温度。温度が高いほど濃い赤で示される。白の領域は雲を示す(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、地球観測衛星「しきさい」が捉えた地表温度の画像を公開した。1日午前10時40分ごろの観測で、埼玉県熊谷市や京都市周辺では50度を超えるなど、大都市周辺の広い範囲で40度以上の高温となり、猛暑に見舞われている様子が見て取れる。子どもは大人より背が低く、地面の熱の影響を受けやすいため注意が必要だ。

 画像は東北南部から近畿付近をカバーし、温度が高いほど濃い赤で示されている。東京や名古屋、大阪など、舗装された道路やビルが多い大都市の周辺で高温が目立つ。一方、都市部でも木が多い場所や緑地では、温度がやや低くなっていた。


  • LINEで送る