盛岡でさんさ踊り開幕 色鮮やかな浴衣で舞う

「盛岡さんさ踊り」が開幕し、盛岡市の中心部を練り歩く踊り手ら=1日夕

 色鮮やかな浴衣を着た踊り手が、笛や太鼓の軽快なリズムに合わせて盛岡市の中心部を練り歩く「盛岡さんさ踊り」が1日、開幕した。4日までの期間中、約130万人の観客を見込む。

 夕暮れ時、幸せを願うという意味の「サッコラチョイワヤッセ」という掛け声とともに、踊り手たちが約1キロの道のりを練り歩き始めると、街は熱気に包まれた。

 毎年訪れる同市の無職高橋百合子さん(74)は「若い人や子どもも上手に踊っていて、見ていてわくわくする。私も一緒に踊りたい」と笑顔。

 盛岡で暴れた鬼の退散を祝い、江戸時代に人々が踊ったのが由来とされている。


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