2018年8月1日 18:51 | 無料公開
JR金町駅で、発車ベルを押さずに運転席から扉を閉める案内を流す実験をする車両。駆け込みを減らす狙いだ=1日午後、東京都葛飾区
JR東日本は1日、駆け込み乗車を防ぐ対策として、常磐線各駅停車の亀有(東京都葛飾区)―取手(茨城県取手市)間で、駅のホームにある発車ベルを使ってメロディーを流すことをやめる実験を始めた。車両のスピーカーからホーム付近だけに伝わる案内に切り替えることで、駆け込みを減らす狙い。
1日は東京都葛飾区の金町駅で実験の様子が公開され、車掌が、車内の「乗降案内スイッチ」を押すと、ホームには、発車ベルよりも音量が小さいメロディーと「扉が閉まります」との自動音声が放送された。
期限は決めておらず、有効性があると判断すれば、ほかの路線にも拡大するという。