2018年8月1日 16:53 | 無料公開
東京電力福島第1原発事故で全域が避難区域となっている福島県大熊町で、被災家屋の解体工事で出た廃棄物が仮置き場に運ばれず、解体現場の地中に埋められた疑いがあることが1日、環境省への取材で分かった。福島県警は、放射性物質汚染対処特措法違反の疑いもあるとみて捜査している。
県警は放射線量が高い帰還困難区域や、居住制限区域内の数カ所で既に掘り起こしを実施し、木片やガラスなどを発見した。家屋解体で出た廃棄物かどうか分析するとともに、関係者から事情を聴いている。
解体工事は環境省が発注した。元請けの清水建設から今年3月末、同省に報告があった。