埋め立て承認撤回への聴聞を通知 沖縄県、米軍飛行場の移設で

 沖縄県は31日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回に向け、弁明を聞くための聴聞を実施すると防衛省沖縄防衛局に通知した。8月9日の午後に県庁で聴取し、撤回は同月中旬以降になる見込み。

 通知では、辺野古沖で進む工事が、承認の条件となっていた環境保全対策などの留意事項に反しているなどと指摘したとみられる。

 一方、防衛局側は仲井真弘多前知事による承認の正当性を主張する方針。撤回すれば直ちに処分取り消しの行政訴訟などの法的措置で対抗する構え。撤回で工事は一時中断されるが、国の主張が認められれば、再開される。


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