メタボ健診、51%止まり 16年度、政府目標に及ばず

メタボリック症候群の可能性を調べる腹囲測定

 厚生労働省は30日、生活習慣病を予防するため40〜74歳を対象に行う特定健康診査(メタボ健診)の2016年度の実施率が51・4%だったと発表した。前年度から1・3ポイント上昇したが、政府が目標に掲げる70%に遠く及ばなかった。

 メタボ健診は公的医療保険に加入する全員が対象。16年度の対象約5360万人のうち、受診したのは約2756万人だった。受診した人の中で生活習慣病につながりやすいメタボリック症候群の該当者または予備軍と診断されたのは約733万人と、受診者全体の27%(前年度比0・4ポイント増)を占めた。


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