新開場の京都・南座で勧進帳 11月、幸四郎さんら親子3代

南座の新開場を飾る「吉例顔見世興行」の記者会見で、写真に納まる(左から)市川染五郎さん、松本幸四郎さん、松本白鸚さん=28日、京都市

 耐震改修工事で休館している南座(京都市東山区)の新開場を飾る11月の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」の上演演目を、松竹が28日発表した。同公演は松本幸四郎さんら親子3代の襲名披露興行。「勧進帳」で親子3代が初共演するほか、「連獅子」で幸四郎さんと長男市川染五郎さんが親子の獅子の精を演じる。

 京都市内で同日開かれた記者会見で、幸四郎さんは「勧進帳」の共演について「3代で弁慶(幸四郎さん)、富樫(父の松本白鸚さん)、義経(染五郎さん)を披露でき、夢のような幸せを感じる」と話した。


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