第三者提供卵子で新たに3人出産 NPO発表

第三者からの卵子提供

 第三者から無償で提供された卵子を使い、自分の卵子がない不妊の女性3人が新たに3人出産したと、神戸市のNPO法人「卵子提供登録支援団体」が27日、千葉市で開かれた日本受精着床学会で発表した。この団体は昨年3月に1例目の出産を発表しており、計4人が同団体の仲介で生まれたことになる。

 今回出産したのは、染色体の異常で生まれつき卵子のないターナー症候群や早発卵巣機能不全の40代の女性。提供された卵子を夫の精子と体外受精させ、本人の子宮に移植し、2017年1月以降に男女3人が生まれた。赤ちゃんの成長も良好という。他に移植を受けた1人は妊娠せず、1人が流産した。


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