2018年7月25日 23:34 | 無料公開
火星の氷床下の湖(イメージ)
【ワシントン共同】火星の南極にある分厚い氷床の下に液体の水で満たされた湖がある証拠を、火星を周回中の欧州宇宙機関(ESA)の無人探査機「マーズ・エクスプレス」による観測で見つけたとイタリアなどのチームが25日、米科学誌サイエンスに発表した。
氷床下の湖は地球の南極やグリーンランドにもあり、微生物が見つかっている。火星にも同様の湖があれば、生命発見の期待が高まる。今回の調査によれば、厚さ約1・5キロの氷床下に幅約20キロの湖があるという。
チームは2012〜15年、探査機のレーダーで氷床に向け電波を照射。底の岩盤に当たって反射してくる電波を分析して調べた。