コンゴのエボラ熱終息宣言 6週間感染者出ず

 【ヨハネスブルク共同】アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)の保健省は24日、北西部の赤道州で5月以降に流行したエボラ出血熱が終息したと宣言した。6週間にわたり新たな感染者が出なかったという。ロイター通信が報じた。 

 世界保健機関(WHO)によると、今月9日時点で38人が感染し、疑い例も含めると29人が死亡した。

 保健省は5月8日に流行を宣言した。人口が約100万人の州都ムバンダカでも感染者が相次ぎ、被害の拡大が懸念されていたが、開発中のワクチンを3300人以上の住民らに接種して食い止めた。


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