2018年7月24日 09:32 | 無料公開
大阪市中心部を流れる堂島川で行われた「鉾流神事」=24日
浪速の街に夏本番を告げる大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭が24日朝、市中心部を流れる堂島川での古式ゆかしい「鉾流神事」で幕を開けた。
天満宮によると天神祭の始まりは951年。川に流した鉾が漂着した場所に設けた斎場に、菅原道真の御神霊を乗せた船が向かう際、人々が出迎えの船を仕立てたのが、祭りで今も続く船渡御の起源とされる。
この日の神事では、地元から選ばれた神童が、川の中ほどにこぎ出した船の上から白木の神鉾を流し、祭りの無事や人々の安全を祈願した。