大阪・天神祭始まる 古式ゆかしく鉾流神事

大阪市中心部を流れる堂島川で行われた「鉾流神事」=24日

 浪速の街に夏本番を告げる大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭が24日朝、市中心部を流れる堂島川での古式ゆかしい「鉾流神事」で幕を開けた。

 天満宮によると天神祭の始まりは951年。川に流した鉾が漂着した場所に設けた斎場に、菅原道真の御神霊を乗せた船が向かう際、人々が出迎えの船を仕立てたのが、祭りで今も続く船渡御の起源とされる。

 この日の神事では、地元から選ばれた神童が、川の中ほどにこぎ出した船の上から白木の神鉾を流し、祭りの無事や人々の安全を祈願した。


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