ミンダナオ和平実現を約束 比大統領、基本法成立へ

23日、フィリピン・マニラで施政方針演説を行うドゥテルテ大統領(AP=共同)

 【マニラ共同】フィリピンのドゥテルテ大統領は23日、首都マニラで2016年6月の就任後3回目となる施政方針演説を行った。南部ミンダナオ島でのイスラム教徒による自治政府樹立に向けた「バンサモロ基本法」を一両日中にも成立させる意向を示し「任期中に和平実現の約束を果たしたい」と語った。

 基本法が成立すれば40年以上にわたり、政府とイスラム系反政府勢力の紛争が続いたミンダナオ島の和平プロセスが一歩前進することになる。ドゥテルテ氏は「イスラム教徒の兄弟たちの将来を方向付けるものだ」と意義を強調した。


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