関電、立山黒部の電気バス公開 トロリー廃止で来春導入

立山黒部アルペンルートの関電トンネルで来春から運行される電気バスの車内=23日午前、長野県大町市

 関西電力は23日、長野と富山を結ぶ観光路「立山黒部アルペンルート」の関電トンネルで運行するトロリーバス(愛称トロバス)が11月30日の運行を最後に廃止されるのに伴い、代わって来年4月中旬に新たに導入する電気バスを、トロバスの扇沢駅(長野県大町市)で報道陣に公開した。

 電気バスは全長約11メートル、全高約3・5メートルでトロバスとほぼ同じ。トロバスは電源に架線を使ったが、電気バスは車載バッテリーで走る。1回の充電で約30キロ走行する。トロバスにあった乗車口の段差をなくし、バリアフリーに配慮した。定員80人、座席数32。


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