フィアットCEOが退任 ジープ責任者が後継

欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズのCEO就任が発表されたマイク・マンリー氏=2016年3月、米ニューヨーク(共同)

 【ロンドン共同】欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は21日、セルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)(66)が病気のため退任すると発表した。後任には「ジープ」ブランドなどの責任者を務めるマイク・マンリー氏が就任する。

 マルキオンネ氏は旧フィアットのCEOを2004年から務め、業績が悪化していた同社の経営再建に手腕を発揮。旧クライスラーを傘下に収めるなど経営の規模拡大を推し進め、業界の風雲児として知られた。米ゼネラル・モーターズ(GM)に合併を打診し、断られたこともある。


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