2018年7月21日 22:34 | 無料公開
「絵金祭り」が始まり、ろうそくの炎で浮かび上がるびょうぶ絵=21日午後、高知県香南市
「血赤」と呼ばれる鮮やかな色使いや、おどろおどろしい表現が特徴の絵師・金蔵(1812〜76年、通称絵金)のびょうぶ絵が商店街の軒先に並ぶ「絵金祭り」が21日、高知県香南市で始まった。22日まで。
商店街には歌舞伎や浄瑠璃のクライマックスの場面などを描いた23点が並び、多くの人が足を止め、食い入るように見つめていた。
同県香美市の船谷昌男さん(72)は、10年以上前から毎年来ているという。「絵金独特の色使いと遠近感をうまく写真に収めるのは難しい」と苦笑いした。