滋賀で6歳未満男児が脳死 9例目、大阪大などで移植

 日本臓器移植ネットワークは21日、滋賀県の近江八幡市立総合医療センターに低酸素脳症で入院していた6歳未満の男児が同日午前10時19分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。6歳未満の脳死が公表されるのは9例目で、法的脳死は540例目。家族が臓器提供を承諾した。

 男児は事故で救急搬送され集中治療を受けたが、回復の見込めない状態になった。両親は「(臓器を)必要としている人に提供し、その中で生きてくれればと決意しました。戦隊ヒーローが大好きだった息子、人の命を助けられるヒーローになってくれると思います」とのコメントを出した。


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