2018年7月21日 10:04 | 無料公開
太陽のコロナに接触して観測する無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」の想像図(NASA提供・共同)
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は20日、太陽表面から噴き出し、100万度と極めて高温のコロナに初めて接触して調べる無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」を、8月6日以降に打ち上げると発表した。
太陽は表面温度が6千度なのに対し、上空に広がる大気層のコロナが100万度もあることが最大の謎とされる。探査機は特殊な断熱材で機体を守ってコロナの中を飛行し、カメラで周囲を撮影したり電気を帯びた粒子を捕まえたりして謎の解明に挑む。粒子が超音速まで加速され「太陽風」となる過程も調べる。