JR北海道に400億円支援 路線維持へ国が2年間

 政府が検討しているJR北海道の経営支援策が19日、分かった。2019、20年度に国が助成や無利子貸し付けで、総額400億円程度を支出。これに加え北海道や沿線市町村も一定額を支出し、運行継続が危ぶまれている7路線8区間の維持などに充てる。21年度以降は同社の経営健全化の取り組みを検証した上で、支援継続を検討する。石井啓一国土交通相が近く表明する。

 財政難のJR北海道は16年11月、路線延長で全体の約半分に当たる10路線13区間について、同社単独で維持するのは困難と公表。このうち宗谷線や室蘭線など7路線8区間は国や自治体の支援を受けて存続させる意向を示した。


  • LINEで送る