日本のGDP0・6%減 「貿易戦争」でIMF試算

「貿易戦争」によるGDPへの影響

 【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は18日、トランプ米政権が仕掛ける「貿易戦争」で、世界の国内総生産(GDP)が最悪の場合、0・5%、4300億ドル(約49兆円)縮小するとの試算を発表した。対米輸出で自動車の依存度が高い日本への影響は大きく、0・6%減少すると見込んだ。米国は0・8%減ると推計した。

 IMFは、米国による輸入品への制裁的な追加関税と、それに対する各国・地域の報復措置が「先進国と新興国双方の景気を減速させかねない重大なリスク」と指摘。世界全体の経済成長率を現時点では2018、19年ともに3・9%と予想するが、大きく下振れる恐れがある。


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