もんじゅ、燃料出入機で警報 取り出し工程に影響なし

 日本原子力研究開発機構は18日、廃炉が決まった高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、使用済み核燃料の取り出し作業に向け、試験中だった燃料出入機の異常を知らせる警報が鳴り、出入機の運転を停止するトラブルが16日にあったと発表した。今月下旬に開始を予定している燃料取り出しの工程に影響はないとしている。

 機構によると、出入機や、取り出した燃料を収納するステンレス製の長さ約4・5メートルの缶などに不具合がないか調べる試験を13日から開始。16日午後1時40分ごろ、出入機が缶をつり上げた際に警報が鳴った。


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