2018年7月18日 12:54 | 無料公開
11日にふ化したニホンライチョウのひな(那須どうぶつ王国提供)
栃木県那須町の動物園「那須どうぶつ王国」は18日、人工繁殖に取り組む国の特別天然記念物で絶滅危惧種の「ニホンライチョウ」のひな1羽が17日に死んだと発表した。13日と16日にも1羽ずつ死んでおり、同園の人工繁殖で今月ふ化した4羽のうち、残るひなは1羽となった。
園は「原因は分からない」としており、外部の研究機関に依頼し、詳しく調査する方針。
園によると、17日に死んだひなは11日に生まれた。15日まで異常は見られなかったが、16日ごろから弱り始めた。残る1羽は元気だが、体重増加に不安定さがあるという。担当者は「注意深く観察する」と話している。