出雲大社で大しめ縄の掛け替え 5・2トン、6年ぶり

掛け替えられる出雲大社神楽殿の大しめ縄=17日午後、島根県出雲市

 出雲大社(島根県出雲市)の神楽殿で17日、長さ約13・6メートル、重さ約5・2トンの大しめ縄が6年ぶりに掛け替えられた。出雲大社では風雨などで傷んだ大しめ縄を4〜8年ごとに交換しており、今回もその一環。

 神楽殿では掛け替え作業に先立って神事が営まれ、神職が出雲大社に祭られる大国主命に、大しめ縄が新しくなることを報告。神事の後、クレーン車で高さ約5メートルまで持ち上げ、取り付けた。

 鳥取県米子市の会社員田中紀明さん(48)は「大しめ縄の存在感に圧倒された。これを人が作ったと思うとすごい。伝統を感じる」と話していた。


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