戊辰戦争、両軍の犠牲者を慰霊 福島・白河で萩市長ら出席

慰霊祭を終えポーズをとる(左から)山口県萩市の藤道健二市長、福島県白河市の鈴木和夫市長、鹿児島市の森博幸市長、福島県二本松市の三保恵一市長=14日午後、福島県白河市

 1868年の戊辰戦争で、会津藩などからなる奥羽越列藩同盟軍と長州藩などの新政府軍が激しく戦った「白河口の戦い」の犠牲者を弔おうと、戦場となった現在の福島県白河市で14日、両軍ゆかりの山口県萩市や鹿児島市などから首長らが出席し、合同慰霊祭が開かれた。

 戦いでは小峰城を巡る攻防が約100日間にわたり、千人以上が亡くなった。白河市に数多く立つ両軍の犠牲者の墓や慰霊碑を、地元の住民らが弔い続けている。慰霊祭は戦いから150年になるのを機に、白河市の鈴木和夫市長が各地の自治体に呼び掛け実現した。参列者は読経が響く中、祭壇の碑に献花して手を合わせた。


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