2018年7月11日 18:35 | 無料公開
中国外務省で記者会見する華春瑩副報道局長=11日、北京(共同)
【北京共同】中国商務省は11日、米国が制裁対象となる中国製品を新たに2千億ドル(約22兆円)分上積みする方針を示したことに対し、近く報復措置を公表する意向を示した。ただ中国側は米国から輸入する全製品を対象にしても同額の報復を行うには不足するため、より高い追加関税率の適用や、米製品の不買運動など「総合的」な手段で対抗する見通しだ。
米中の「貿易戦争」は報復の連鎖に歯止めがかからず、拡大する恐れが強まってきた。
中国外務省の華春瑩副報道局長は11日「米国の理性を失った行為はひどく危険であり、他人を傷つけるだけでなく、米国自身をも傷つける」と非難した。